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歌集のおすすめなど

 ぼちぼちと個人歌集を買い求めて読んでおりまして、買ったものの中からおすすめだなーと思った歌集と選び方などを。

個人歌集の探し方

 最近始めたばかりでそもそも私、全然歌人を知らないんですよね。与謝野晶子とか北原白秋とかの古典や、また現代短歌だと俵万智さんとか穂村弘さんとかはさすがに知っていますが、その他の歌人といわれても、NHK短歌で司会をやられてる田村元さんとか佐々木頼綱さんとかは知ってるけど歌集は読んだことない。歌人といいましても本当に有名な人から無名な人までめちゃくちゃたくさんいる上、歌集ってけっこう高いので、闇雲に買いあさるというわけにも行かずでした。で、とりあえず「今注目の歌人の短歌がたくさん載っている雑誌を買おう」と思い立ち、最初に買ったのがこちら。

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 今旬の有名な歌人が編集側や評論側にわりといるので、名前が分かります。また、過去の良い歌をテーマに沿って紹介してくれているため、その中で「この人の歌もっと読みたいな」と思ったものを検索して買ったりもできます。

おすすめ個人歌集

 そんなわけで、いくつか買った歌集でもう読んだものの感想がこちら。

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 岡野大嗣さんの「音楽」。優しい歌が多いです。生きていきたいし生きていて良いんだなと思える歌。

海にまであなたは本を連れてきて海を眺めるように愛する

岡野大嗣「音楽」

 若いんだろうなと思っていたらそれほど年が離れていなくて妙に親近感が湧く。


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 これはNHK短歌で1首が紹介されていて、あまりにぐっときて衝動的に買ってしまったんだけど、買って良かったです。えっ、と思う構成で驚かされるのに、私達が生きている真実を暴くような、密度と温度の高さ。

海沿いできみと花火を待ちながら生き延び方について話した

三越のライオン見つけられなくて悲しいだった 悲しいだった

平岡直子「みじかい髪も長い髪も炎」

 帯に「この歌集が事件でなくて何だろうか」ってあるんだけど、ほんとに「事件」だよ。短歌ってこういうものだなという思い込みをあっさりと裏切っていく感性と言葉の選択に、天才っているんだなって真剣に思いました。


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 笹井宏之氏の第二歌集。難病に苦しみ、若くして夭折した彼の、全体的に冷たくて甘くて寂しくて、一所懸命生きようとした愛の詞達がならんでいる感じです。でもやっぱり読んでると全体的に哀しい気持ちになるので、一気読みはちょっと無理で、少しずつ読んでいます。

すばらしい、の大安売りがやっていて今日はとりわけすばらしいのだ

笹井宏之「てんとろり」

 他にも買ったんですが、まだ読みかけの歌集が多いので今日はここまで。

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