チーズ大好きちゃん。柵によじ登って「ちー!」とチーズを要求中。
そんなわけで、1歳5ヶ月になる1月12日に、卒乳というか断乳しました。この数日はなんとなく成長として印象深かったので覚え書き。
■ 1月12日
「もう今日でおっぱいバイバイだよ」「前から言ってたとおり、今日飲み終わったらクマちゃんになっちゃうから、たくさん飲んでね」と言っておっぱいを出す。1月に入る前から少しずつ、1月に入ってからは毎日、「1月12日になったらおっぱいバイバイね。あと、1、2、3、4、5、6、7日だよ」と数えて見せていたので、とにかく執着するようにずっとかじりついていた娘、覚悟を決めたように長く、たっぷり飲んで、しばらくすると離れて、自分から私のパジャマをそっと閉めて、バイバイの仕草をしてました。そのあと、しばらくしくしく悲しそうにしてましたが、「たくさん飲んでくれてありがとね」と言ったあと、おっぱいにクマさんを描いて「おっぱいクマさんになったよ」って見せたら、ちょっとつついて照れくさそうに笑ってました。そのあとは、お外に遊びに行こうか! って誘ったら、笑顔で応えたので、お外に。
お外でたっぷり遊んだあと、眠そうにしていたのでおうちに連れ帰ったら、眠いけどおっぱいが飲めなくて、でも自分からバイバイしたプライドなのか、絶対に胸にも触らない、そして私がだっこするのも拒否! で泣きながら眠り込みました。かわいそうに、と思いながら、バイバイのあとに飲ませたり飲ませなかったりすると余計混乱してかわいそうになるので、娘と一緒に踏ん張ることに。お昼寝のあとはご機嫌も良く、手こずるかと思った夜は意外にもすんなり寝てくれて、明け方ちょっと目が覚めたあと泣きましたがそれほどぐずりもせず。しっこが漏れて慌てましたが、もっと泣き濡れるかと思ってたので逆に拍子抜け。
■ 1月13日
友人たちと新年女子会の予定だったので、娘に「仕事いってくるねー!」とバイバイしたら笑顔でバイバイ。かなり張ってきて痛い胸を、圧抜き程度に絞って外出。帰る頃には爆発していた(漏れ始めていた)ので、お土産のシールブックを娘に渡して、シャワーでとりあえず絞る。夜は比較的すんなりねんねしてくれたのですが、カンカンに張って痛い胸に我慢できず、搾乳機ですっきりするまで絞る。まだ100とか絞れてびっくり。熱でそうなくらい痛かったので、しばらく絞ることになっても楽な方がいいや、と思って思い切って絞ってしまいました。娘は、なんとなく膝に座ったりすると思い出して悲しいからか、私ではなく旦那にべったり。私の膝に座るときには、向かい合う形ではなくて、テレビの方を見たりしてちょっとくっついて座るような感じ。
■ 1月14日
朝からなんとなくおっぱいが気になって悲しい様子。14日まではちゃんと我慢させたかったので、できるだけ見せない、当たらないようにしながら、なかなか眠れないお昼寝と、遅く寝てしまったためになかなか眠れない夜ねんねを乗り切りました。夜は、コップを持ってきておっぱいを指さしててちょっと切なくなりました。飲みたいけどクマさんになっちゃったんだったら、コップに出してくれ、って意味だったみたいで。でも無理矢理飲もうとしたり、暴れたりはしないで、遅くはなったけどちゃんと寝ました。偉い。雰囲気的には、別れた彼氏とのつきあい方に困る様子と似ているなあ、と思いつつ…。気になるし見たいんだけど、怖くて見られないし、近づくと思い出しちゃって辛いし、つかず離れずで様子をうかがっているような。
■ 1月15日の朝
夜中は思い出して悲しくなってしまったり、またしっこ漏れしたりしてしまいましたが(何でか分からないけど大泣きしたあとに気が抜けたら変な体勢でものすごい量が出てしまうため、漏れる…)、朝は手をつなぎながらリビングにきて、ちょっとにこにこに。3日離れれば、もう大丈夫、おっぱいに戻ってはこない、という先達の言葉を信じて、リビングに起きてきたあと、おっぱい見せてみました。「おっぱい、ちゃんとあるよ」と言ったら、娘はとっても嬉しそうににーっこりしたあと、近づいてきて、おっぱいに向かってバイバイしてました。「そうだね、バイバイしたんだよね。でも、ずっとここにあるからね。もし、どうしても会いたくなったらいってね」と言うと、膝に座ってにこにこしながらそっと指で触って、飲むわけではなく、顔を近づけてじっと寄り添ってました。しばらくそうしたあと、自分から私のパジャマを閉めて、また開けて、を繰り返し、なくなってないのを何度か確かめたあと、気が済んだように旦那が持ってきたリンゴに突撃してました。そのあとも、「おっぱい出して」って感じで何度か見たがりましたが、飲むわけでも触るわけでもなく、見たら満足して服を閉じさせる感じでした。「おっぱいなくなっちゃう」「そばにいなくなっちゃう」「もうクマさんになってしまって触れない」のはたまらなく悲しい、って感じだったのですが、そうではなくて、「クマさんからおっぱいに戻って、そこにいつでもあるけどもう飲まないだけ」っていうのを理解してくれたようで良かったです。
そんな状態での行ってきますは、もう笑顔満面で元気にバイバイ。私がコートを着たりしてぐずぐずしてたら、さっさと行けよ、とばかりに柵の外に押し出されました。えええ…。(‘A`) さっぱりしすぎだろ。
そんなこんなで、娘とともに涙に暮れる時間もありましたが、三日かけての断乳の儀式を終え、1年5ヶ月にわたる授乳ライフは幕を閉じました。楽しい思い出ばかりでもなく、本当に四六時中起きてる間はおっぱいにかじりつかれていてしんどかったりした時期もあったり、夜中におっぱい求めて何度も起こされたりでゾンビになった時期もあったり、だったけど、やっぱり授乳はとっても幸せで、何物にも代えがたい宝物のような時間だったなーと思います。私の気持ちとしては、失恋がぴったり。(つд∩) ウエーン 結婚後にまさかこんな気持ちを味わうとは。って感じです。まだ好きなのにサヨナラな気分。まあ、これからはお友達として仲良くしてねって仕切り直した形なので、いくぶん傷ついた感じは癒やされましたが。たぶん娘もそれはあったのかな。
娘の変化としては、おっぱいなしでも眠れるようになったのが一番。よく食べるようになったのが二番。かな。言い聞かせはしてたけど、すんなり受け入れられるとはとても思っていなかったので、思いのほか本人が納得して、頑張ってバイバイしようと努力してくれたのが、なんとも驚きました。というか、それにだいぶん助けられました。泣かれると正直心折れそうになりましたが、本人が頑張って受け入れようとする姿で思いとどまれたというか。いつかはやっぱりお別れだし、そろそろ仕事も忙しくなってきて、おっぱい求めて泣かれるとmomoちの負担も大きくなるのと、私の体力的にもちょっとしんどい、という大人の事情だったので、心苦しさはややありました。でも、これ以上大きくなると今度は子供だましも通用しなくなるし、このタイミングでやっぱり良かったのかなと思います。
子育てって、子供の成長とともに、親離れ子離れは少しずつ始まっているんだなーとしみじみ。おなかの中にいるときにはまさに一心同体ですが、生まれたときから少しずつ、母と子の間にミシン目を入れていくような作業の繰り返しだな、と。それは子供がミシン目を入れることもあれば、親が入れることもあり、いつかぴりぴりと切り離すときのための準備を、少しずつ進めているような感じ。嫌ではないけど、やっぱりちょっと寂しいです。
まあでも、順序から言えば私が先に死んじゃうしね。いつまでも手元で可愛い可愛いって言ってられるなら、そんなことしないでいたいけど。でも成長も嬉しいし。やっぱり自分の人生を生きて欲しいし。
そんな、母と娘が成長した三日間でした。
あ、今は元気です。15日の朝はだいぶしんみりしたけど、あと、明け方はちょっと寂しくなってぐずぐず言うこともあるけど、もう二人ともすっかり元気ですよー。(σ・∀・)σ まだまだ幼児だし赤ちゃんぽいところもあるし、本人に嫌がられるまで愛でまくりで育てますよ。
そしていつまで経っても今年の抱負が書けないって言う。