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上海旅行記 2日目

 さて、2日目からはいよいよ本格的に観光です。ここからは両親が一緒なのと、現地ガイドさんをお願いしていたので車移動が主になります。観光地ごとの移動は車だったものの、どこも歩いてばっかりでした。基本的に旅行中はずっと1日1万歩越えして、まあおかげでめちゃくちゃ食べた割には体重は増えずに帰国できるのですが、ホテルの体重計が壊れていて初日に乗ったら+3kg。そんなまさか?! って動揺していたら娘も+3kgだったので、若干安心し、その後は一切乗らずに過ごしました。

 ホテルは両親の希望により結構ラグジュアリーなホテルだったのですが、両親は航空券のキャンセルなどが入ってしまったため当初のホテルプランよりダウングレードしてしまい、なんと朝食会場が別に。別料金で高い割に、品数も少なく美味しくなかったそうで、両親は最終日までずっと近くのスタバで朝食を済ませていました。我々はめちゃんこ美味しいビュッフェ付きプランだったので、最終日まで美味しくそのビュッフェで過ごしました。

おかゆとキクラゲの酢の物?みたいなもの
朝食会場からの朝陽

 写真は撮っていませんが、デニッシュがどれも美味しくて、娘は毎朝ほぼ全種類制覇していました。食べすぎじゃない…? って思いましたが本当にたくさん歩いたので全然大丈夫でした。あとは麺とかもあったり、パンも各種美味しかったり、謎の酵素ドリンクみたいなものがあったり、お茶もコーヒーも美味しくてすごく良かったです。母は「なんということ……ビュッフェ楽しみにしていたのに……」とややがっくりしていてかわいそうでした。あるグレード以上の宿泊客しか入れないビュッフェだったので、どうしようもなく。
 まあそんなこともありつつ、朝食の後ようやく両親と合流できて、いざ観光に出発。初日は博物館+上海の観光名所巡りです。

外難

 朝一番に行ったのは、外灘(わいたん)。黄浦江沿いに19世紀~20世紀前半の西洋風建築が並び、対岸には浦東の高層ビル群(陸家嘴)が見え、夜景が特に有名、というところで、夜景よりも前に最初に朝の風景を見に行きました。

向かいの高層ビル群
西洋風建築

 貿易の街。そして川が思ったよりも幅広く、近くにはレンガ造りの建物もありました。横浜と雰囲気が似てるな〜って感じです。川というか、運河の広さの規模が段違いではありましたが、西洋の文化が入ってくる、外国人が多く住む街って場所だったんだな、という風情がありました。
 日本ではクリスマスが終わると一気にお正月!って感じの装いに変わりますが、新正月はあまり盛大に祝わないからなのか、西洋の文化の影響が強いからなのか、街はまだクリスマスの雰囲気が色濃かったです。イルミネーションも、クリスマスツリーも残ってた感じです。

 写真撮ってあげるよ! って客引きがぱらぱらといて、iPadで参考写真を提示しながら近づいてくるのでご注意です。ちなみに2日目の夜にも行ったんですが、夜は「お祭りかな」みたいなレベルの人ごみと、観光客と同じくらいの人数の客引きでした。いくらか知らないけど、競合多すぎて儲かるのか……? とは思った。

上海博物館

上海博物館館内 はちゃめちゃ広い

 外難のあとは、上海博物館へ。
 上海博物館はなんと無料で入ることができますが(少なくとも常設展は)、事前の登録とパスポート登録をしている方が良いです。入館の時にもパスポートが必要なので、すぐ出せるようにしておきましょう。博物館だけではなく、結構いろいろな施設でパスポートを提示するシーンがあるときいていたので、我々家族はこのパスポートポーチを使っておりました。
 また、マルチリンガルなイヤホンガイドも借りられ、解説があるところでは勝手に解説が流れ始めるという結構高機能なもので、日本語にも対応していたのでそれも借りました。支払いはアリペイです。本当にあちこちアリペイが便利。というかないとたちまち困るなと思いました。一応、現金でも払えるのですが、ほぼみんなアリペイを使うので、めちゃくちゃもたつきます。

 上から順に下りてくるように見ると良いですよ、といわれてひとまず4階にあがったものの、見始めたらあっというまに1時間経ってしまいました。予定が2時間だったので、3階の陶磁器は諦め、2階の書道・篆刻を駆け足で見ることに。

 写真や動画撮影も基本OK。フラッシュは禁止。今、京都芸術大学の書画コースで勉強しているのですが、これ教科書で見たやつ〜〜〜〜!!! っていう有名な書家のものが歴史順に並んでいて、私の脳内がもう大変なお祭り騒ぎでした。進研ゼミでみたやつより興奮した。眼福。

 歩きすぎて大変疲れましたが、一通り見終わってから下のミュージアムショップでちょっとお土産などを買いました。しおりや文具などが多かったですが、なかにはこんなものも。

名文士、萌えキャラ化

 中国でもキャラクター化は人気なんだな〜と思いました。杜甫は優しいイケメン、王維はちょっとツンデレ系ですかね……。李白結構好きですね。

博物館前のビルでお昼ごはん

 博物館の中にもレストランはあるのですが、博物館のすぐ隣にビジネスビルかな? だるま落としかジェンガか、みたいなビルがあって、地下にフードコートがあるので、お昼はそこで食べることに。

なんか羊肉の麺
だるま落としっぽいビル

 本当はもっといろいろ、餃子とかビャンビャン麺とかも頼んだんですが、脚も疲れてたしおなかも空いてたしで、みんなあっという間に食べてしまいました。美味しかったです。

 上海だけなのか、中国全土なのか分からないですが、こういうフードコートでもアリペイが必須です。

テーブルのQRコード

 読み込めちゃうと注文できちゃって困るので、わざとちょっと切ってますが、こういうQRコードが各テーブルに貼ってありまして、このQRコードをアリペイで読み込んで注文します。支払いまで全部アリペイ内で完結するのですが、注文と支払いが終わると店員さんが席まで持ってきてくれます。食事が終わったらそのままおいて席を立つと、片付け専門のスタッフさんが食器を回収してくれる仕組みです。支払いのために並んだりすることがなく、お客さんがうろうろすることもないのでぶつかったりなどのトラブルもなく、支払いした、いやしてない、みたいなこともなくで、良い仕組みだな〜と思いました。

 この仕組みはフードコートだけではなく、モール内のレストランや、ファミレスみたいなところでも割と似たような仕組みになってまして、非常に合理的だな〜と思いました。クーポンなんかも勝手に適用してくれる仕組みです。ただ、日本語翻訳や英語翻訳は謎な翻訳になってしまってることが多く、結局漢字をみながら類推する方が、割と望むものを頼めたりしましたw 中国語ができなくても、オプションなどをメニューから選べるのも非常に良いと思いました。(にんにく抜き、とか、辛いの入れないでとか)

 日本もあれこれ進んでいますが、フードコートでこの仕組みはまだ見たことがないので、席で決済まで済めばレジ待ちの列とか、幼児を連れて両手いっぱいの大人が落として事故るとか、荷物を置いたまま席を離れたりとかしなくていいのにね〜、とは思いました。マクドナルドはモバイルオーダーで席まで運んでもらえるようになりましたけどね。中国は変わるときは一気に合理的な方向に進んでいくのが、文化的な違いだな〜と思いました。

田子坊

田子坊の入り口

 さて、その後は田子坊へ。昔のアパートが立ち並ぶ中に、お土産屋さんがたくさんある場所です。雰囲気的には、台湾の九份みたいな感じ。日本で似ているのは浅草の仲見世通りですね。ザ☆お土産というものが欲しい人は安価で中国っぽいものがいろいろ買えるのでそういうのを買うのも良しです。私達はあんまりお土産を買うつもりはなかったのですが、木の工芸品を売っているお店で、全くオフィシャルではないゲームキャラクターグッズが売っていて、あまりにも出来が良かったのでつい買ってしまいました。大事に飾ってありますw オフィシャルではないので写真は載せませんが、そういう掘り出し物もあるということで……。

マーケットの果物

 そのすぐ隣に、小さい市場みたいなところがあり、両親はそこで搾菜などを買っていました。魚屋さんもあったのでちょっとみたりしましたが、売っている魚が何一つ分からなくてちょっと面白かったです。ナマズみたいなものとか、怪魚っぽいシルエットのものとか、汽水域の魚っぽいけど名前分かんないものとか、あとはなんかでかい貝とか、川海老とかも売っていました。

 お肉屋さんもあって、アヒルの開きとか、豚足とかがどかんどかん並んでました。中国語で話しかけられたりしましたが、英語で「ごめん中国語分からない」と言いつつジェスチャーで断る。

 買っても持って帰られないしね。

 果物はここじゃなくて他の場所でもいくつか買ったりしましたが、どこも美味しかったです。南国近いから輸入品が豊富なのか、それとも上海近くでたくさん採れるのかは、聞いてないのでちょっと分かりません。屋台でも、果物に蜜をかけた、りんご飴の多彩な果物バージョンを見かけたので、良く食べるんだろうな〜と思いました。

新世界

 夕飯までちょっと時間が余ったので、新世界へ。ここら辺で娘のエネルギーがだいぶ切れてきまして、ホテルに戻るかどうかも考えたのですが、本人が大丈夫というので、新世界でお茶をすることにして移動しました。

イルミネーションキラキラ〜

 新世界、人が多すぎて人が入り込んでない写真が撮れていないのですが、クリスマスイルミネーションと、ものすごい人混みでした。一通りぐるっと歩いてからカフェに入り、コーヒーとケーキなどをシェアしてしばしまったりしました。娘もエネルギー補給でちょっと元気に。久々の海外旅行で大変興奮していたらしく、夜も午前3時頃からあんまり眠れなかったと話していたので、寝不足とエネルギー切れですね。寒さもあったのかなと思います。

 ところで、上海のコーヒーは場所にもよりますがどこも結構薄めです。お茶文化なこともあるかもしれませんが、日本のスタバは基本深煎りが多いのに、スターバックスでもあっさり中煎りな感じ。街中のコーヒーショップも、アメリカンを頼んで基本的に2倍の薄さって感じです。マズくはないのですが、物足りなさはちょっと感じました。そして、紅茶のショップが非常に多くて、紅茶はどこで飲んでも美味しい感じ。娘はコーヒーを飲めないのでどこでもミルクティーを飲んでいましたが、すっかりミルクティー好きになりました。

 スイーツは日本とあんまり変わらない品揃えですが、日本よりもさらに甘さ控えめな感じです。私はあんまりあまいものが得意ではないのですが、どこのスイーツもほどよい甘さで大変美味しくいただけました。素材を活かした素朴な味わいのものが多かったです。

上海蟹

 まったりお茶をしていたばかりではありますが、次は夕飯です。上海蟹食べようぜ、ということで、上海蟹のコースを食べに行きました。

 行ったのは、成隆行蟹王府の上海店でした。お店の選定は母にお任せしていたのでどこに行くか分かりませんでしたが、大変結構なお店でした。なんかコースでいろいろ出てきて、次々とパクパク食べました。どれもとっても美味しかったです。

 私は去年の心房細動のアブレーション手術以来、お酒は飲まなくなったので、ノンアルでお茶だけ。白茶を頼んだら大きなポットでいくらでもお湯を足してくれるスタイルで、常に温かく美味しいお茶が飲めるのが嬉しかったです。娘も苦手な食材が時々あったものの、体調悪そうに見えていたのに、食後にすごく元気になりました。

 店内結構広かったのですが満席で、次々に人が入ってきては出ていく……という感じ。私達は個室ではなく中央のテーブルに座っていたのですが、店内で音楽の生演奏などもあり、日本人がいたからか日本の楽曲もいくつか演奏してもらえたりして、とても楽しめました。

上海雑技団

 予定を詰め込みすぎやろ、って感じですが、本当は29日にしたかったものの、29日が公演日ではなかったため、28日に押し込んだ上海雑技団の観覧。せっかく中国に来たので、というところで見に行ったのですが、これが本当にすごく良かったです。

 舞台演出も良かったのですが、観光客が多いからか、台詞が本当に一切ないのです。でも、みているだけで何となくストーリーが分かるようになっていて、中国の歴史を遡るタイムトラベラーと、愛の話って感じでした。どの曲芸も息を吞む迫力でしたが、バイクの曲芸が本当にすごくて(というか見ているこっちの胃が痛くなるようなもので)、ヒヤヒヤしっぱなしでした。

 2時間ですねって聞いていたのに普通に3時間くらいありましたが、娘は最後まで元気に歓声を上げながら見て、その後はスタンディングオベーション。楽しめていただいて何よりでした。

 ちなみに実母は疲れと食べ過ぎとアルコールで気持ちが悪くなってしまったらしく、最後の方は会場から出てお手洗いに行っていました。いや、前日の移動も遅い時間だったし、70歳越えてる母もがんばったよね……。娘に「孫ちゃんの方が具合が悪そうだったのに、おばあちゃんの方が先にダメになっちゃったわ」って言ってました。しょうがない。こういうときは若さが勝つ。

 そんな強行軍の2日目を終え、ホテルに帰ってシャワーを浴びて、爆睡しました。

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