おまえは出張んときしか書くことがないんか、ってつっこみが入りそうですが…。いや、解散になって即「自由時間」ってのはなかなかないんですよー。ふつうだと帰宅時間ですでに1時間くっちゃって、何にもやる暇なく寝る時間になっちゃいますからね。
さて、今日は奈良。朝、新幹線で新大阪に来た後、JRで法隆寺へ。法隆寺を見て回った後、打ち合わせが入ってそれから東大寺二月堂の「お松明」を見に行きました。えーと、つい先日まであちこちポスターとか出てた東大寺のお水取りにつながる行事ですね。
本番(といっても中の修行僧達にとっては毎日本番なんですが)の14日はとても混み、観るどころか境内も入れないってくらいの人気行事。二月堂を巨大な松明が行き来する迫力のイベントです。3月の頭から14日まで毎日やってるお松明ですが、日によってたいまつの本数が違うという話。本日6日は10本の松明が出ましたが、いやいや十分見応えのある松明でございました。つうか、屋根に燃え移らないのかと本気で心配するくらい。この行事が終わると、奈良は春を迎えるそうです。なんと素敵な季節を告げる行事なことか。
奈良は学生の頃に合唱のイベントでほんの少し訪れただけなので、みるものすべてが新鮮でした。つうか、寺はでかすぎです。行程の関係で私は泊まりの荷物を抱えたまま法隆寺を拝観したんですが、なんでこんなに広いんだよ!って恨めしくなるくらい広かったです。スケールが違うっていうか、雨の降りしきる中、暗闇にそびえ立つ南大門とかは恐ろしくさえ思うほどでした。
伊勢の時には「日本って神の国なんだなぁ」と思ったんですが、その二日後に「日本って仏教の国なんだなぁ」とあっさり思う自分が不思議(笑。まあ、祝い事と忌み事で神と仏が別れたのは歴史が浅いことですから、どちらも日本人の心に懐かしいのはそれほど不思議でもないのかも。普段なんて特にお参りもせず、実家も特にどこかの檀家だったりするわけではない不信心な私ですらも、尊い気持ちになる土地ってのはやっぱすごいなーと思います。
明日は薬師寺を拝観、その後もう一つくらい寺社を回って京都へ打ち合わせにゆきます。それから自宅へ帰り着く予定。
体力が保つのかが不安…。まあ、出張んときは通勤時間がない分、朝ゆっくりなんですけどね〜。
伊勢から奈良ですか〜。いいなぁ。
神の国から仏の国へって感じですね。松明の火の粉は被れましたか?
八百万の神々と、西域の仏教が長い時を経て熟成した日本の文化。奥が深いです。
実は今夜、国家神道を崇める人と隣り合わせになってしまい、靖国論で困ってしまいました(^^;
>なかじさま
一度東京に戻りましたけどね〜。
奈良も伊勢も電車に乗ってる時間が3時間前後で、腰が痛くなります。
松明の火の粉がかぶれる場所は、超人気花見スポットのように昼から場所取りしてないと無理っす(笑。
私は神道も仏教も興味はあるけど傾倒はしてないので、靖国論は引きますね〜。
あれは戦争を経験した人が語った方がいいと思います…。想像でやんや言うのはなんか怖くて。