本日の読売新聞ニュース。
地球の温度、氷河期以降最も暑い…「別の惑星」の危機
【ワシントン=増満浩志】米航空宇宙局(NASA)は25日、地球表面の温度はこの30年間、10年当たり0・2度の割合で急上昇しており、約1万2000年前に氷河期(氷期)が終わって以降、最も暑くなっていると発表した。
地球温暖化問題の火付け役となったNASAゴダード宇宙科学研究所(ニューヨーク)のJ・ハンセン博士らが、20世紀に世界各地で観測されたデータを分析した。温度上昇が最も激しかったのは北半球の高緯度地域で、研究グループは「雪や氷が解けて地表が露出すると、太陽光の吸収量が増えるため」と考えている。
あと2〜3度上昇すると、海面が今より25メートルも高かった300万年前と同程度になるという。「私たちが知っている地球とは違う、別の惑星になってしまう」と、研究者らは生態系の激変を心配している。
(読売新聞) – 9月26日12時3分更新
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20060926i103.htm
へぇー。面白いですね。しかし、雪や氷が溶けて地表が露出すると…ってのと、海面が上がるってのは矛盾しているような気もしなくもないですが。水没した分、また気温が下がるのかなあ。
NASAの見解でいつも突っ込みどころ満載だなあ、って思うのは、生態系の激変なんてここ5億年くらいで何万回もあったってとこでしょうか。これまでに絶滅した種をいちいち保存してたら大変だって。白亜紀とかジュラ紀の生物どうすんだ。言ってしまえば人が殺してしまって絶滅する種だって自然淘汰の1つだし、環境の変化についていけなくて人間が死滅したとしてもそれも自然淘汰でしょう。まあ、人の場合ゴキブリ並に強いので、なんとしてでも生き残るような気もしますが…でも大気の組成が変わっただけでアウトだもんね。ほんのちびっと地球が熱くなって、大気中の二酸化炭素濃度が濃くなったらおしまいだと思うし、例えそうなっても植物は元気なんだなあ。もちろん虫などは平気なヤツが多いです。水の中の生き物も割と生き残るとは思います。人ってすごく狭い範囲で繁殖してんですねぇ。
アミノ酸の固まりである生物の基本が出現したのが5億6000万年前。人っぽい生物が生きてる時間なんてたかだか150万年くらいでしょう。地球なんて46億年前からあるって言われてるんだし、人間だってあと100万年くらい経ったら死滅してるかもしんないんだし。どうせ自分は生きてないのだろうとは思いますが、人類の亜種とかいって数千万年後に人らしき猿類が残ってたら、どんな形態になってるんだか、とても見てみたい気がします。
小さい頃に天文クラブ(小学生の学習クラブみたいなの)に入っていて、宇宙を眺める度に、「私が生まれるずっと前から宇宙はあって、私が死んだずっと後に地球がなくなったとしても宇宙はあるんだろう」ってのを初めて知った気持ちをちょっと思い出しました。いやー、地球規模・地球時間で考えると、こんな小さな場所にちまちま一瞬しか生きてない私の悩みなんてちっさいちっさい!って言いたくなるね! 元気出るわー。
Blog Ranking参加中。意外にも理系です。
← 宇宙って広い。
小学生のてぃありんの部屋に、電気を消すと星が光る、天体図あったよね。
すごい綺麗で、うらやましかったなぁ。
>サトミ姫
あれは父親の、東京土産だったのよ。ハンズで売ってたらしいけど、今探しても見つからないの。
綺麗で好きだったけど、引越し重ねるうちになくなっちゃってねぇ。
見つけたらまた買いたいと思っております。
そういえば、どこかの学者さんが、「地球は、そろそろ氷河期に向かう頃なので、温暖化はいずれ解消するだろう。」と言ってました。
まあ、人間にはどうすることも出来ない、宇宙規模の話ですからね。
三畳紀
ジュラ紀白亜紀
八代亜紀
なんて俳句があったなぁ・・・
いや、だからどーしたと言われるとツライのだが・・・
>なかじさま
ありましたありました!氷河期になるってヤツ、どこにいったんでしょうね?
二酸化炭素の排出と温暖化の因果関係も、あまりはっきりとは言えないんだそうです。
環境破壊に制御をかけるのにはいい理由になりますけどね。
>tonoさま
それ俳句じゃないと思う…(笑。川柳…ともいえないなあ…。
けど、私も知ってるってことは小学生に脈々と受け継がれているんだろうか…。