うーみーはーひろいーなーおおきーいーなー。とか書きながら、船でうろうろしたのは東京湾の最奥の方だけです。むしろほぼ川でしたw
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ニューポート江戸川で船を借りる
ヤマハシースタイルに加入して、たくさんある契約マリーナからホームマリーナとして選んだのはニューポート江戸川。
ニューポート江戸川
https://www.newportmarine.co.jp/shop/edogawa/
ニューポート江戸川:シースタイル マリーナ詳細
https://sea-style-m.yamaha-motor.co.jp/Marina/Info/detail/marinacd/J13-0010
どこをホームマリーナにするかはちょっと迷ったんですが、レンタル艇が多くて借りやすい、家から近い、海に出やすい、何より私はここで実習も試験も受けているため、マリーナの勝手や雰囲気が分かっていて安心。というところで最初はこちらにお世話になることに。
ちなみに、ヤマハシースタイルは船舶免許を取ればすぐに借りられるってわけでもなく、船舶免許が手元に届いてから申し込み(船舶免許の写真かコピーが必要なため)、仮会員証がとどいたらホームマリーナを決めてまず安全講習の申し込み、安全講習後にやっとレンタルが出来るようになります。人気のマリーナだと安全講習がずっと先まで予約でいっぱい、なんてこともザラなので、早くて免許取得から3週間〜1ヶ月後が初レンタルになると思います。私は3月末に免許を手に入れてから安全講習の予約が取れたのが4月中旬、講習が終わって予約を確認したのですが最初は予約がいっぱいで、初出船は5月14日になる予定でした。結局、GW中に予約確認し直したらキャンセルが出てて5月6日にレンタル出来そうな船を発見。
ベイフィッシャー20に乗る
初の船出なので夫も娘も私もやや緊張していました。キャンセルが出ていて借りられたのはヤマハのベイフィッシャー20。
割と小ぶりの和船タイプの船です。ヘリが低め(大人だと膝下くらい)なので、調子乗ってると転覆しやすい、らしい。とはいえ、天気も風も良さそうだったのでまあ大丈夫かな? と思って借りてみました。和船タイプは荷物が置きやすくていいですね。ライフジャケットはレンタルがあるのでそれを借りましたが、自分で広げるタイプだったので、次回は自動膨張つきの自前のヤツを着ていこうかなあと思っています。海に落ちたときに冷静に自分で広げられる自信ない。
とはいえ、キャプテン専用のマークはちょっと気持ちが上がりますねw
思ったよりも……揺れる……
江戸川から出て行くときには浅瀬が多いのでルートを外れないように気をつけつつ、それほど早くないスピードで安全運航。風はやや出ていましたが、見た目それほど波はなさそうにみえたため、まあ楽勝かと思っていたら、講習や試験で使ったクルージング用のボートと違ってベイフィッシャーは船艇が浅いタイプのため、タンカーの引き波とか来るとマジでめっちゃくちゃ揺れる。しかも、少し風が出てき始めると本当に木っ端のように波にもまれます。
おお……これは……結構怖い……。
当日の風は、海上でも最大6mとそれほど強い風でもなく、波もそれほど高いわけではなかったんですけど、とにかくみんな慣れていないので怖い。比較的波の少なそうな場所を探して、ディズニー沖からゲートブリッジ付近までうろうろと場所を変えましたが、どこ行っても揺れるときはめっちゃくちゃ揺れる。私も言うほど慣れてないから若干怖い。夫と娘は、怖くて立っていられないレベルw
娘が酔いました
それでもめげずに釣りの準備をして釣り糸を垂らし始めつつ、こんなに揺れて大丈夫だろうか、と思っていたら案の定1時間くらいのところで娘が「気持ち悪い」と言いだしました。酔い止めを持っていたのですぐ飲ませましたが、効くまでの間に顔がどんどん青白く。そりゃそうだよね……。乗せる前に飲ませておくんだったと思ってももう遅い。そのまま後ろ側の席に横にならせたまま、夫と私は慌ただしく釣り(めげない。しかし場所を変えても揺れるし、ヨットスクールの人たちと近くなって危ないし、ということで、2時間しないうちに海を諦めて川に戻ることにしました。海に出てから川に戻るまでは全員テンパりすぎてて写真など一枚もない。
川に戻る
ディズニー沖からするっと江戸川の陸橋をくぐった途端、まるで嘘みたいに波のなく穏やかな水面……。いやあ、内心、心底ホッとしました。川は川で、浅い場所があるので座礁の危険はあるものの(そして座礁すると傷がつく恐れがあり、そうなると修理費がかかる……)、転覆するのでは? 乗員が海に落ちるのでは? というハラハラ感がないのでめちゃくちゃ楽。
そして木っ端のように揺れた恐怖のあとなので、夫が「川、穏やか! 川だと船の上で立てる!」と元気になる。分かる。そして薬が効いたのと波が穏やかになったのとで、娘が復活。
そこからは川幅の広いところで停船しつつ流しでちょいちょい餌を投げたりルアーを投げたり。私は船の位置を見ながら、流されすぎたら少し動かして……みたいな感じで操船していました。
仕掛けがプロペラに絡まる
そんな状況の中、娘が「根掛かりした」というので見ると、明らかに川底ではなく、船の後部に釣り糸が……。これはもしやプロペラに絡まったのでは……? と思ってたどった感じやっぱりプロペラに絡んでいる模様。停船中でプロペラは動いていなかったのですが、エンジンは切っていなかったので冷却水取り入れ口に糸が寄り、そこから絡んでしまったようでした。
船舶免許を取るときに、教科書や実習では習うんですが、船外機のチルトアップは実は一度もやったことがない。でも「あっ、これ進研ゼミで見たヤツ」って感じで、落ち着いてエンジンを切り、チルトアップを行い、プロペラに絡んでいた糸をハサミで切って取り去り、チルトダウンをして無事にエンジンをかけ直すことができました。
ベイフィッシャーは後部のステップがないタイプの船なので、かなり乗り出してその作業を行わなくてはならず「これ足滑らしたら落ちるよな」って思いながら作業したのと、あと「教科書で習わせたり試験に出すだけじゃなくて実技講習必要なのでは……?」って思いました。たぶんしょっちゅう起きるトラブルなのではないかと思われます。
あと川はとても流されやすい上に浅瀬が多いので、安全地点につねに船がいるように操船していないと、こういうトラブルの時に流されすぎて勝手に座礁することあるんだろうなって思いました。
おおむね無事に帰港
まあそんなこんなでバタバタしていたので正直のんびり釣りという感じでもなく、当然ボウズ。また写真を撮る余裕もろくになかったんですが、あんなに気持ち悪くなったにもかかわらず娘は「楽しかったのでまた乗りたい」と言っており、夫も再チャレンジする気でいっぱいなので、懲りずに月末にまた船を借りています。
反省点としては以下です。
- 船に慣れるまではクルージング用かクルージング&フィッシングの船艇深めのタイプにしよう
- 船酔いするタイプの人は船に乗る30分前くらいに半量でもいいので酔い止めを飲んでおこう(夫は事前に飲んでいた)
- 釣りの仕掛けを変える余裕はあまりないので最低限の装備で最初は試そう
- 勿体ないけど状況悪かったらすぐに川などに戻って来よう
- 船は思い切ってちゃんと巡航速度にした方が安定していて怖くないし揺れにくい
- 雨具は乗る前に着込んでおこう
海の上は結構寒い+揺れるため着替えにくい+波しぶきがわりとかかるので冷える
次はこいつを借りる予定です!
こいつなら羽田沖まできっといける……!! あと船外機に何か絡んでもステップがあるので安心!! レンタル時間はまた3時間です。酔いやすい人たちもいるのと、私も初心者マークなので、無理せずちょっとずつ慣らしていくよ〜。
思った以上に船楽しいです。砂地の場所でアンカリング可のポイントもあるので、キスとかも釣ってみたいなー。