ついこの間、第三十四回文学フリマ東京の話を書いたような気がしますが、もう来週末は文学フリマ東京35です。早い。
そんなわけで、今回は新刊が2冊。新刊が2冊出ます(大事なことなので2回書きました)。一冊目が書き上がったときに「脱稿だ〜」って言ったら夫に「良かったね!」って言われたんですが、「一冊目だけどね!」って言ったら「二冊目があるの……?」って震えていました。二冊目があるんですよ。ちょっと自分でも何言ってんだろうと思いましたが。
きみをまもる短歌。
一冊目は、短歌が好きなあまりに「みんな短歌作ろうぜ」の気持ちを詰め込んだ、軽率に短歌を詠むことに誘う本です。中身も全然難しくなくて、ちょっと短歌に興味あるけどどうやったら良いのか分からない、参考になる本とかないかなー、作者の私はどうやって普段短歌を作ってるの? みたいなことに興味がある人にお手にとっていただきたいです。
作歌を始めて、もうそろそろ2年ですが、短歌を読んだり、詠んだり、投稿したりすることで、ゆるーく、ほんとにゆるーく繋がる創作の輪があり、それが、辛いことから少しだけ自分をまもってくれるように思ったのです。なので、タイトルが「きみをまもる短歌。」
あんまり気負わずにさらっと読める分量なので、読んでいただいて、更に軽率に短歌を作ってみてもらえるととても嬉しいです。
歌集:行き先の分からぬ夜もまっすぐに飛べ
こちらは「ゆらめくカラフル」に続く、第二歌集になります。
題名は、収録歌のひとつである
黒いつばさ雨に打たれて行き先の分からぬ夜もまっすぐに飛べ
から取っています。この歌は、嵐の夜でも真っ黒な海の上を渡っていく渡り鳥(つばめ)をモチーフにして作った歌です。タイトルにしたのはたまたま表紙のデザインを決めているときに目についた歌をはめていたんですが、だんだん「これでいいのでは」って気持ちになってそのまま歌の一部をタイトルにしてしまいました。
2022年3月(前回の文学フリマの原稿締切以降)〜2022年10月頃までの歌を収録しています。また、娘っ子画伯のイラスト入りで可愛く仕上がっているので、是非お手にとってご覧ください。
その他
今回も無料配布のしおりをお持ちするほか、技術書典での既刊本、前回の文学フリマの既刊本などももってゆきます。あと、今回も「あなたの好きな言葉書きます」を行います。どうぞよろしくお願いします。
文学フリマ東京35のご案内
文学フリマ東京35は、2022年11月20日(日)、東京流通センターで開催されます。私のスペースは、第二会場、きー62です。
入場無料です。開催は午後12時〜午後5時まで。入場に際してCOCOAなどでのチェックは実施されません。今回は第一、第二会場とも利用され、参加サークルも1200を超えています。とても広く、また来場者も多い見込みですので、みなさま充分にご準備の上お越しください。私も体調を万全にして参加したいと思います!