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第三十四回文学フリマ東京

 もう1ヶ月くらい前になっちゃいますが、5月29日に、文学フリマ東京に出展者側で参加してきました。技術書典で初同人誌は出していましたが、あちらは完全なオンラインイベントだったため、リアルイベントとしては初。総評としてはめちゃくちゃ楽しかったです。次回も出ます。既に文学フリマ東京35(11月)に早速申し込みました(早い。申し込んだのはイベント直後なのですが、1ヶ月後の現在、申し込みが800ブースを超えたらしく、以降は抽選になるようです。大人気……すごいですね。

 今更ですが、文学フリマの感想と備忘と次回への反省点などをメモっておくこととします。

イベントはめちゃくちゃ楽しかった

 参加サークル900超、流通センターの第2会場を全部ぶち抜いてそこにみっしり参加サークルがいる壮観さ。来場者も多く、なんと5400人を越える方がイベントを楽しまれたそうです。私は今回は出展側なのもあってあまりのんびり全部のサークルを見て回ることはできなかったんですけど(気持ちが落ち着いた頃に短歌サークルの周辺だけさらっと回った)、イベントを見て回りたいのだとすると出展者側で出ると慣れるまで自分の買い物の時間を使うのは難しいかもなあって感じでした。まあでもしばらくは出展者側で出たいですけども。

 今回は友人に売り子を手伝いに来てもらったので離れることもできたのですが、一人で出展してたらなかなか離れられずに飲まず食わずで過ごしていた気もするので、お手伝いに来てもらえてほんと良かったです。文学のなのもとにこんなに人が集まるなんて素敵なイベントだなぁと改めて思いました。

まあまあ手に取ってもらえた

 オリジナル本なので、下手したら1冊も求められずに終わる……ということも想定していたのですが、一緒に並べていたタスク管理の本と合わせてそこそこ手に取っていただけました。というか、見本で置いていた本、タスク管理がはかどる本の方が断然手に取られていてちょっと面白かったです。タイトルで惹かれて手に取り、文章ばかりっぽいのでおやめになる方が多かったのがタスク管理の本、あまり手には取られないけど手に取っていただいた方の半分はお求めいただいたのが短歌の本、って感じでした。感覚的には逆かなあと思っていたので面白かったです。というかみんな、タスク管理にお悩みの方が多いんですね。

 で、新刊の短歌の本「ゆらめくカラフル」は、娘のイラストも含めてめちゃくちゃ可愛く仕上がりまして、作って良かったし、作ってる間ずっと楽しかったです。紙とか箔押しとかいろいろこだわっていたので、イベント搬入で実物見たときにちょっと感動しました。同人誌作りは奥が深いですねえ。

おみくじ短歌シールはやってよかった

 なんかイベントっぽいものをやりたいなーと思って作ったおみくじ短歌シール、タダで配ったんですけどけっこうな人数の人にもらってもらえて良かったな〜と思いました。
 しかし、タダである事が通りすがりでは全然伝わらず、ちょっとでもこっち見てくれた人に声かけしてやっと引いてもらったって感じなので、次回は籠に入れて「Free!」ってことを協調するか、もっと取りやすい形式にしたいなと思います。しおりとかの方がいいのかな〜。でもランダムにでる感じを出したいんですよね……。まあ何か考えます。

 あとはサイズも小さくて「老眼で読めないわぁ」って感想ももらったんで、私も老眼始まってる身としてもう少しサイズアップは検討したいです(手帳とかに貼るのに邪魔にならない大きさにしたかった)。で、めっちゃくちゃ余ってるので、リアルのお友達で会う人がいれば配って回るつもりですw 

フリーペーパーも作って良かった

 これはプリントパックさんで会員登録したらポイントをもらったので作ってみました。シン・ウルトラマン連想短歌を3首と、サイトとかのQRコードを入れたもの。ただし作りすぎましたw こちらは次回は作り直すと思うのですでに半分くらい捨てましたが、通販でお買い求めいただいた方には同封する分くらいは残してあります。冊子に挟めるサイズにしたのは正解で、さっと挟んではみ出さないサイズなのはとても良かったです。

 次回も何か作りたいけど中身はどうしようかな? って思っています。シン・ウルトラマン連想短歌は時事ネタではありましたが、興味ない人もいるし、あとは「まだ見ていないのでネタバレがいやです」って仰った人もいて、まあそうですよねーみたいな気分でした。

本の値段は再考の余地あり……

 今回の本は装丁を盛りすぎたため、普通に1,000円で頒布しても赤字という豪華版になりました。が、まあ装丁が豪華なのはお客さんにはあまりプラスにはならないなーというのと、もう少し気軽に手に取ってもらいたいなーと思うので、次回は500円〜700円くらいで頒布できるような装丁にしたいなと思います。イラストはまた娘にお任せするかも。

 また、今回のデザインはとっても気に入っていたんですけれども、ちょっとタイトルが読みにくかったなーという反省点もあるので、次回はデザインは好きに作るとしてもお品書きをちゃんと作ってブースの前垂れに貼って何の本か分かりやすくします!

あなたの好きな言葉書きます

 今回初の試みだったスケブ代わりの「あなたの好きな言葉書きます」ですが、思いのほかご依頼いただけて嬉しかったです。わざわざ好きな言葉をメモしてきていただいたかたもいらっしゃいましたし、その場で引いたおみくじ短歌シールの言葉を書いて欲しいとご依頼いただいたこともありました。結構面白い文章やワードのリクエストがあったりしましたので、次回はそういうものも想定したサンプルを作って掲示しておきたいと思います。一番多かったのはハガキに毛筆(筆ペン)でとご依頼いただいたものでした。今回は筆ペンの中字は持って行ったんですが、極細と太字は持っていかなかったので、次回は太字も持っていって短いワードでも力強く書けるようにしたいと思います。

 さすがに「その場で短歌詠みます」はめちゃくちゃハードル高いしそんな技量がないので厳しいなーという感じですが、これならお応えできるなってのが分かって嬉しかったです。その場で書いてお渡しするっていうのはすごく楽しく、練習の紙は持っていったもののちょっと緊張したりしましたが、嬉しそうに抱きしめて持って行かれる方の後ろ姿を見送ると「やって良かったなあ」って思いました。今後の書写も頑張ろうと思ったり、もっと綺麗な字を書けるようになりたいと思ったり。練習を今後も続けて、次回もやります。

脱水気味に。水分補給はしっかりしよう。

 おまけですが、お手伝いに来てくれた友人も私も緊張であまり休憩や飲食をしてなかったため、軽い脱水で頭痛が出てしまいました。次回はポカリなどの電解質補給飲料や、あとはちゃんと時間を決めて交代で休憩を取る形に変更したいなと思います。

次回予告

 そんなわけで、次回の文フリでは新しい「短歌の本」に加え、「短歌をおすすめする本」も書こうかなーと思っています。人生や悩みと、ちょっとだけ上手に付き合える方法を短歌で模索してみませんか、という本にする予定です。

 ダラダラ書いていたら長い記事になってしまいましたが、ではまた。

 あ、在庫はまだ残っているんで、興味のある方はどうぞ。

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