これからの暮らしについてだらだらと考えてみた。【長文】

先日の日記に書いた友達の日記続編で、「被災者の状況を見るたびにぬくぬくとしている自分が罪深いと思い、その気持ちを和らげたいから、自分より悪そうなマスコミや、国や、東電を批判したり、自分が良いことをしたいという気持ちが優先になってボランティアに押しかけたり、要らないものを持ってきて行政に怒ったりする人が多くなるのかも」みたいな記述を読んでハッとしました。確かにそうだなー。もうそこの議論に被災者はいなくなってしまっているんだな。胸を突かれました。

自分が暮らしている状況が「被災者に比べれば」恵まれていると思うし、その気持ちを和らげたいと私も思うもんなあ。だからこういう日記を書き続けてしまうのかもしれん。でも書くよ。(‘ω’)(懲りません。

さて、世の中の原発反対の流れを受けて、玄海原発が定期検査からの運転再開を見送り、GW明けには川内原発が定期検査に入り、その後の運転再開が未定という事態のようです。

玄海原発2、3号機 再開当面延期 九電 夏に供給不足も (西日本新聞)

引用

九州電力の真部利応社長は24日緊急会見し、定期検査中の玄海原子力発電所2、3号機(佐賀県玄海町)の発電再開を当面延期すると発表した。2号機は3月下旬、国内初のプルサーマル発電を行っている3号機は4月上旬の運転再開を予定していた。東京電力福島第1原発の事故を受け、国の安全対策見直しや地元での不安の高まりを考慮した。運転停止が長期化すれば、夏場の需要期に供給力が不足し、暮らしや経済活動に影響が出る可能性もある。

真部社長は発電再開時期は「はっきりしない」と述べ、国の見直し方針が定まるまで再開できないとの考えを示した。国の方針が出れば、地元の意向も踏まえ、直ちに再開するとした。

再開延期を受け、九電は同日、副社長をトップとする「緊急需給対策委員会」を設置。運転停止が長引いた場合のシミュレーションに着手した。不足分は、石油火力発電所の追加稼働などで補う方針。燃料の石油は約1カ月分備蓄しているが、その後、新たな燃料調達が必要となる。

また、玄海原発2基(出力計173万9千キロワット)に加え、5月の連休明けには川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市、出力89万キロワット)も国の定期検査に入る。3基が停止することになれば、夏場は「供給力がぎりぎり不足する」としている。

真部社長は、現段階で東電のような計画停電の可能性は否定したものの、「あらゆる事態を想定せざるを得ない」と述べ、計画停電や他電力からの融通、利用者への節電要請なども視野に入れ、シミュレーションを進める構え。

=2011/03/24 西日本新聞=

引用終わり

反原発の人の願い通り九州の原発は定期検査を機に沈黙するわけですが、はて、九州の夏を計画停電で乗り切るのは大丈夫なんでしょうか…? と、離れた故郷を思います。正直、関東の人には想像もつかないくらい暑いです。特に鹿児島。なんてったって昼間は世界が白い。夜になってもずっと暑い。帽子なしで子供が遊びに行ったら親が血相変えて帽子持って追いかけるくらい日光が熱い。シャレになんない。一日でもクーラーなしで過ごせるかって、一日中土砂降りの雨か台風の日でもない限りキッツイです。いや、昔はみんなクーラーなかったはずなんだけど、慣れちゃってからいきなりない生活はやっぱり辛いよね、という。特に関東住まいで暑さに軟弱になった私は、里帰り出産やめてマジで良かったとちょっと思いました。死ぬ。orz

関東も23区を含め大規模な計画停電を検討されていますが、原発を今後減らしていくならこういう生活を受け入れないといけないってことなんだなあ、と思いました。今後のエネルギーについてmomoちと昨晩いろいろ話をしましたが、いきなり全部ストップはどう現実的に考えても無理だって結論に達して、苦い気持ちに。たとえば全国民が太陽光パネルつけてエネファームなどの自家発電機を持ったら、電力会社の供給しなければいけない電力は抑えられるけど、その場合のコストや補助金はどこが負担するのか。またメンテナンスは今のガス会社や電力会社で賄いきれないが、どこがやるのか。都市ガスでない地方の都市は電気を作るために年間の電気料金がかなり割高になるが、その不公平感をどうやって埋めるのか。そもそも日本が輸入している天然ガスでまかないきれるのか(相当無理)。

もし潤沢にコストがあって火力発電所を原子力発電所の電力供給量に匹敵するだけ早急に建てられるとして、土地の買収、建設、維持管理、原料の調達と調達費用が考えられます。人的リソースも絶対的に足りない。5月から東電の電気料金は上がりますが、それは火力発電所に切り替えてコストが増大するためです。皆が、電気料金がこの先2倍、3倍になっていくのを黙って我慢できるでしょうか。今後をどうするかを考えるとしても、少なくても20年、30年、もしかすると50年スパンで切り替えるために、必要悪として原子力発電所にはこの先お世話になる必要がある可能性が高い。じゃあ原発の安全基準をどうするのか。

ちなみに、風力、太陽光などの不安定な発電を、「安定した電力供給計画」に盛り込むことは、私が経営者だったとしても相当なリスクを持つと思います。梅雨時期は電力予想的にどれくらいカットされるでしょうか。冬は? また、建設コストもメンテナンスコストも多い。火山の国である日本の地熱を活かした地熱発電も、発電所が限定されるために遠い地域へは送電コストがやはり高くなる。

考えれば考えるほど、これで解決!という解決策は出ません。根の深い問題だとつくづく思いました。ドイツには原発がありませんが、フランスとの国境付近(フランス側)に原発があって、フランスから電気を買っています。で、電気代が高いから工業はほとんど国外に行っちゃった。日本、これやって経済的に安泰、って言えるでしょうか。あと、周りと陸続きでない日本が、どこから電気買うの? 韓国? 中国? これまで韓国や中国をバカにしてた人、そんな経済の首根っこつかまえられるようなことして大丈夫なの?w

というか、福島原発ができてから40年、ろくな代替エネルギーを考えつかずに原発の新設は反対し、だましだまし古い施設を使うことを選択してきたのは、正直前の世代だろ、って思う。これまで国と電力会社に自分たちの楽な生活をなんとかしてくれって全部お任せにしておいて、いざ危ないとなったら「国と東電の責任を追及する」って、頭悪くないすか。その間何回選挙あったんだよ。その政治家選んだのはオマエらだろ。っていう。あ、選挙権あったのに選挙いってない人は文句言う資格ないと思います。だって「委任してた」ってことでしょや。委任っていうのはあとでわあわあ言いません、ってことだ。

今の生活を維持し、経済活動をこれまで通り回していくということは、これからの日本の復興に不可欠だと思うけど、エネルギー問題だけは頭が痛いところ。40年前の生活に、日本人が全員戻れるなら、原発だけを減らして火力発電に頼る。それもあり。でも絶対無理。だし、そんなことしたら日本の成長止まる。

50年後の未来を見据えて、全国民がきちんと議論を重ねていく必要があるんだと思います。誰かが何とかしてくれる、じゃなくて、一緒に考える。そして代表者を選ぶ。(選挙) 分からないことは学ぶ努力をする。そういう努力と知識の蓄えが、日本人にはこれまで生活に密接した問題で重要な行為だとは思われてなかったんじゃないかなあ。まあ、平和だったってことですけど。

んで、目の前が都知事選なんだよなー。どーすっかなー。という全然関係ないオチ。

Blog Ranking参加中。長々だらだらとすみません。あ、親原発でも反原発でもありません。
|BlogRanking に一票| ← 昨晩だいぶ話し込んだので個人的にはすっきり。

2件のコメントがあります

  1. Redina

    とりあえず、都民的には、最後のそこが大問題。。。かも。

    原発に関しては、日本は脱原発でエネルギーをまかなうのは厳しいでしょうね。
    もしやるなら、風力水力太陽地熱もろもろ全部を複合的に組み合わせないと駄目かと。
    原発が駄目だからって、他の手段ひとつで、すぐ切り替えできるもんじゃないですし。。。

    1. Tinana

      そーなんですよねー…。ほんと今回は頭が痛いです。<都知事選

      複合的に組み合わせても、「他の土地でうまくいってるから日本でもうまくいくはず」
      は全然当てにならないんですよね。風力は実際にうまくいってる例がまずないですし
      四季で日射量がまるで変わって、広大な平地があるわけでない日本では太陽光も難しい。
      地熱もアイルランドの例出されたって、人口も人口密集度も使ってる電力総量も
      まったく違いますしねー…。

      長い目で先を考えていかないといけないんですが、難しいところです。

コメントを残す