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タスク管理ツール:Remember the milkを激推ししたい

 Remember the milk。略称RTM。何の略か知らない人にとってはなんのこっちゃな見た目のアプリですが、この飄々とした牛がどれほど私のクソ忙しい日常のタスク管理に役立っているか知って欲しいです。

タスク管理変遷

 タスク管理についてはどちらかというと苦手でした。なんてったって3つ以上タスクが積み重なると1つめに憶えたことを忘れてしまうようなタイプだからです。

 とはいえ社会人になってからそれじゃ困るという事で試行錯誤を繰り返しました。手帳+紙の付箋や市販のタスクリストを活用するところから、自分だけのタスク管理ファイルを作成して手帳に挟む形式に変更し、それからアプリでのタスク管理を模索して、かなりのTodo系アプリを試してTodoistに一旦落ち着き、バレットジャーナルも試し、Notionにいって、一年でまたTodoistに戻り、今、RTMに首ったけです。

 以前、アプリやWebサービスを比較検討したときにRTMも検討したのですが、機能はともかくUIがいけてなさ過ぎて候補落ちしたのです。しかし、久しぶりに人のオススメ記事を読んで使ってみたら、なにこれめっちゃシンプルで見やすく使いやすくなっている〜! と嬉しくなってお試しで使い始め、三日も経たずに有料プランに申し込みました。

英語でなくても使えるけど英語だともっと使える

公式サイト

Remember the milk

ダウンロードページ

https://www.rememberthemilk.com/services/

 トップページは日本語ですが、そうなんだ〜と思って他のページを見ると中身がプランの説明ページ以外全部英語です。メニューバーが日本語だからって安心してはいけない。弊社もそういうところあるので、私は「あるある……」ってなりましたが、日本のユーザーはここでまず半数以上くらい離脱してしまうんじゃないかと、他社ながらどきどきします。特にヘルプが英語なの、日本人向けだと致命的だよ……。まああんまり広がらなくてもイイと思ってるのかもしれないけど。でも、いいサービスなのでここで離脱されるの勿体ないなーと個人的に惜しいポイント。

 あと、日本語に若干弱いので、日本語のリストとかタグだと若干動きが怪しいのも惜しいです。英語版で英語のリストやタグを使ってるともう完璧なTo do リストツールなんですけど。

 これを読んでいて「えっ」って思った人も、一応中身はすべて日本語で使えますので、安心して入れてね。ヘルプページ英語だけど、愛用してる日本人も多いので、ググればたいがいどっかで記事になってます。私もいろいろ参考にさせてもらいました。

いいところ

 まず見た目がいい。シンプル。私の場合ですけどもう大変な感じにタスクが多いので、見た目はシンプルでないと困る。

 明日のプライベートタスクですらこの量。この下にさらに同じくらい仕事のタスクがある。まあ見た目は多いけど時間がかからないものも多いので、って思ったけど、トータルでかかりそうな時間数がやばい。サクサクやろう。サクサク。こんな風に、作業の見積時間入れておくと、その合計も見られて良いですよ。明日割とミーティングあるはずなのに、起きてから寝るまでに七時間分のタスクがあって笑う(笑えない。

 見た目は結構重要で、プロ版だと壁紙が豊富なのも良いです。Todoistを長年使っていたのも、見た目がシンプルだったからですが、色しか変えられなかったのでこの見た目変更機能は地味に嬉しいのと、その見た目変更をしてもなおシンプルな使い勝手なのが最高です。

 RTMでより強いなと思うところは、タスクを自分の思い通りの順序でソートしたりグループ表示できることです。私がめちゃくちゃよく使うリストは「Today」と「Work」と「This week」と「Work in this week(自分で作成したスマートリスト)」ですが、リストでグループ分けしてプライオリティ順に並んでいたり、締切日順→想定タスク時間順で並んでいたりします。自分が仕事を片付ける順に並べられるのがとても時間短縮になって良いです。手書きのリストやバレットジャーナルだと、付け足すたびに優先順位がごちゃ混ぜになってしまうのがネックでした。

繰り返しタスクに強い

 なんと言ってもRTMでイチオシなのはこれ。

 こんなふうに、月の中の複数の日付や、週の中の複数の曜日を繰り返しで指定できる機能があるTo do ツールって、なかなかないんです。これがあるから、繰り返しタスクを忘れない。また、決まった期間の間だけ毎日繰り返しタスクを表示することも可能なので、11/1〜11/10の間だけ毎日30分レポート作業を進める、みたいな指定も可能です。

*Every day until 10th Nov

 いろんな書き方があるのですが紹介しきれないので検索してみてね。

 手書きの手帳で一番きつかったのが、こういう地味で間遠な繰り返しタスクを自分で書き込むために覚えておかなくちゃいけないこと! タスク書き出す時に思い出せなかったら忘れるんですよね。そして、こんな細かいタスクまで細々手帳に書いてたらそれだけでものすごく時間がかかります。年に一回それ全部書く日とかを作ってもイイかもしれないけど、いやもうそんなことに使う時間あったら別の事するよって気持ち。

 でも、このアプリなら一度さくっと登録したらリピートを止めるまで永遠にタスクを表示してくれます。条件変更もすぐだし、本当に有能な秘書です。

タスク登録がスマート

 タスク登録のスマートさでも、なかなか右に出るものがないと思います。もちろん、下のアイコンをポチポチ押して選択で付け加えることもできますが、慣れるとキーボードから手を離さずに全部の条件を入力してしまえるので、もう本当にこれが楽だし、これがあるからこそInboxに未整理のタスクがたまることもありません。リストと締切日を入力するだけならホントすぐだから。

ルーチンワークを吐き出そう

 これに全部ルーチンワークを吐き出してしまって、どれを潰せるかにだけ集中できるようになると、何かの仕事をやっている途中に「あれいつだっけ」「これどうなってたっけ」「あれやったっけ」「これ連絡しないとだった」みたいな脳内への割込がめちゃくちゃ少なくなります。全部吐き出していさえすれば、それがリストにないって事は「既にやった」か「やってないけど今日やることじゃない」のどちらかだからです。

 人間も動物なので「自分の生命を脅かす何か」に対していつもどこかしら脳のリソースを利用しています。都会で暮らしている限りは、仕事に集中してる隙に野生動物に襲われるみたいなことはなかなかありませんが、仕事を忘れているかもしれない、それによって自分が窮地に立たされるかもしれない、みたいな心配事は常に心や頭を支配するのです。ときどき「忘れているかもしれない心配事」をアラートとともに浮かび上がらせるのですが、RTMを使っていれば、その時にメールボックスをひっくり返したり、状況の確認のためにセールスフォースを確認したり、手帳で締切を確認する必要はありません。

気軽に締切を延ばそう

 あとこれは結構強めに主張したいんですけど「ああこれ今日できなかったな」と思っても、罪悪感に苛まれる必要はありません。「絶対に今日やらないといけないもの」であった場合は「明日に延ばせないのか」「明日に延ばしたときに調整しないといけない事は何か」を考えて調整しないといけませんが(明日に延ばせない場合は頑張りましょう……)、明日に延ばせるものの場合は、するっと左にスワイプすれば締切を延長できます。

 ちなみに私は掃除が好きじゃないので、明日にしよ! とか、来週末にしよ! ってさくっと延期します。別にいつでも良い仕事の締切をのばしただけです。今日絶対やるものだけ今日終わらせたらいいのです。罪悪感なんて必要ありません。忘れないで「いつかやる」だけです。ちなみに「10回延期したものリスト」などもスマートリストで作成できますので、「延期しすぎたものをみて片付ける日」を作ってもいいかもしれませんw

 タスクリストやタスクツールは、自分を追い詰めるものではありません。私の脳を開放し、必要なときに「あれはどうなさいますか?」ってそっと差し出してくれる執事です。「あれは明日で良いの」って言えば「さようでございますか」ってすぐ明日また同じ事を言ってくれる有能な執事だと思ってください。アイコン、牛だけど。

 機能面は語り足りませんが長くなりすぎるのでこの辺でw ルーチンワークや中長期タスクのやっつけ方はまた別にいたしましょう。

 ではまた。

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