ほぼ日いろいろ。

 日記がんがん書いて暇なんかといわれそうですが、暇です。企画屋が忙しいのは企画が詰まっているときだけ。実作業に入ったら監視に近いので、わりと手持ちぶさたです。まあ、その間に溜まってた資料片付けたりすんだけどね。

 というわけで、今年もでましたほぼ日手帳。→ |ほぼ日手帳 2007|

 毎年ですが、なやむーーーーー。ファブリックなやつもかわいいなあ、とか思っちゃって。赤はとりあえず買うとして、もういっこカバーを買うかどうか…。momoちは今年はいらないそうです。去年全然使わなかったから。まあ、あんまり手帳を使う生活じゃないけどねぇ。私は書く日と書かない日で差がすごいですが、比較的手帳が必須の職場なので今年も買います。カレンダーと紙袋は悩ましいけど見送り。必要でないから、というのが理由です。必要じゃないものを置いておく必要はないしね。今年の手帳はほぼ全部仕事のことで埋まりました。土日にプライベートの予定を書き込むことはあっても、1日1ページの部分なんて遊んでる間に書き込む時間なんてないっつうの(笑。感想くらいはあとから書いたりしたけど、基本的には仕事のことか、不毛な会議の間に違う仕事の忘れちゃいけないメモとかが書き込まれて終わってます。入籍したって生活かわんないし、きっと来年もこうだろうなー。あ、ページ下の言葉は、元気づけられたりちょっと泣いちゃったりいろいろでした。行き詰まってるときに良い言葉読むと頑張ろうって思えて好きです。

 そいや、いつも書こう書こうと思ってたネタをほぼ日で思い出した。ときたま更新される「カナ式ラテン生活」ってコンテンツがすごく好きで、最近はカナさんのプラベートページ(ensayo-エセー-)もずっと読んでるのです。何が好きかっていうとー…うーん、難しいなあ。なんか、カナさんの「なんかしよったらどうにかなるとよ(長崎人)」的な文章が好きなのかも。スペインに今暮らしていて、もうすぐお子さんも生まれるんですけど、スペイン人のお気楽な生き方も憧れてるような気がします。もちろん、書かれてることはごく一部で、きっと大変なことも悩んでることもあるんだとは思うんですけど、カナさんが「ツレアイ」と文中で書いてる旦那さんとの生活も、自然体ですごく素敵だなあ、と。文章がすごく好きです。本当はこういう文章が書きたいけれども、こういう、人にやわらかく主張して悪意をもたれにくい文章って書けそうで書けないよね…。素直でカワイイ人なんだろうな、とちょっとうらやましいです。

 そうそう、スペインって麻酔打って無痛分娩が普通なんですって。カナさんがスペインのお友達に「日本では麻酔なしの自然分娩が普通だよ」って話したら「さすがサムライの国!私は絶対ムリ!」って言ってたそうで、ちょっと笑いました。私は妊娠したら自宅出産がしたいなあと密かに目論んでいるのでこの人から見たら「信じられない!」って言われそうですが、世界各国出産事情って本当に違うんだなあとしみじみしました。アメリカは帝王切開が普通の産み方だもんねぇ。自然分娩なんて野蛮って言われちゃうんですヨ。ドイツは自宅出産が多い国だそうです。日本だって50年前までは自宅出産が8割で、一時期0%近くまで減って、今は3%くらいまでじわじわと回復傾向にあります。それは何故か。産院が減ってやっつけ仕事で片端から陣痛促進剤を打たれてしまう病院にいくよりかは、自宅で助産師さんにお願いして自分のペースで産みたいってひとが増えてるから、です。

 日本の自宅出産にはいくつかハードルがあって、まず自宅出産の介助を行ってくれる助産師さんを二人探すこと、もし何らかの異常出産の兆候が見られたときに救急で受け入れてくれる産院を探すこと、逆子でないこと、妊娠中毒症でないこと、パートナーの理解があること、とかをクリアしないとダメです。でも私はものすごく警戒心が強く、かなり緊張するので(普段見せないけどね)、よく知らないところに行ってさあ産めやれ産めって言われても、たぶん気が立つばっかりだと思うのです。あと、男の産科医も微妙にリラックスできないですたぶん。だから一番リラックスできる自宅で、女性の助産師さんにいてもらって産みたいなあ、と、わりと若い頃から思ってました。あ、出産費用は産院で夜中産むのと似たようなもんです。助産師さんは24時間365日出動の人なので、二人お願いしたら高いの(笑。もちょっと調べたけどそれは本当に妊娠したら考えます。(するのか?)

 ちなみにスペインの出産費用は国の保険でタダ。アメリカの出産費用は帝王切開なのもあって100万コース。発展途上国は出産費用が安いのかと思ったら、そんなことはなくてフィリピンでも助産師さんに頼むと20万近くかかるそうです。どんどん生まれてる貧民層は病院にかかってないから、だそうで。日本は今、出産費用を国が出すなんつって、平均35万円ってのが出されてます。世界的に見るとまあ標準。でもその出産費用も「治療行為」として病院にかかった場合であって、そんなことしなくったって人は子供を産めるはずなんだよなあ。(自然であることによる人命のリスクはもちろんあるけれど)

 でもさ、人が人を治療してるって時点で、甘い考えの医療事故はもちろん許せなくても、どうしても救えなかったことってやっぱあると思うのよ。特に新生児なんて小さくて弱い分、そのリスクは高まるわけで。ハードワークな上に訴えられるのが怖くて産科医がどんどん減ってるって日本の事情は、あんまり先の明るい話じゃないなって思います。結局、自然に元気に産めるばっかりじゃないわけだし、どうしたって産科医は必要なわけだしさ。医療関係者が身内だと、何となく考えちゃうよなあ…。弟も産科医だけはイヤだつってたし。日本のために、なんてことは言わないけど、せめて子供を産みたい人たちが産みたいように産める環境だけは整って欲しいなあと思ったりしました。あ、産まない自由ももちろんアリだと思います。要するに、自分が生きたいように生きるってのが、人生楽しく過ごすために必要なんだよね。生きてるんだったらハッピーでいなくちゃ。

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2件のコメントがあります

  1. サトミ姫

    私は病気やら事故やらして果たせなかった助産師さんによる出産、ぜひかなえられるといいね。
    医療が必要なお母さんは、病院が必要だけど、必要なく産める方には、ぜひ自信を持って欲しいなー。
    がんばってね^^マタニティーグッズ、新生児用品は、なんでもお譲りいたしますので。

  2. Tinana

    >サトミ姫
    まだできてないからなんともね…(笑。
    妊娠してからいえって話ですが。小作りは来年以降だなー。身辺落ち着かないし。
    でも自然分娩は何となく憧れていて、おうちが一番好きな私としては、どうしてもおうちで産んでみたいのよ。
    まあ経過がどうなるかはそのときになってみないとわからないから、そうなれるよう規則正しく生活します…(笑。

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