談山神社のシンプルな手ぬぐいに続いて、さらにあっさりした手ぬぐいと、個性的な手ぬぐいにまいります。
長谷寺の手ぬぐいは、白地に紺のさらっとしたデザインで、長谷寺のシンボルである回廊が描かれています。右上に書かれているのは、長谷寺を読んだ歌。
いくたびも まいるこころは はつせでら やまもちかいも ふかきたにがわ
幾たびも 参る心は 初瀬寺 山も誓いも 深き谷川
です。
手ぬぐいの下にちりばめられているのは牡丹の花です。牡丹が有名で、かなり綺麗に咲き乱れるそうです。5月頃に行ってみると綺麗だと思います。回廊には綺麗な灯籠があり、夜は点灯しています。(が、関係者以外入れないようにしてあります) ちなみにシンプルな手ぬぐいだからか珍しくお値段も400円とお安いです。
長谷寺は、修行僧が常に数十人いるお寺で、朝早くから日が暮れるまで修行をされています。特に朝6時半頃から始まる朝の勤行が素晴らしく、胸が震えるような迫力で、読経しています。若いお坊さんが多いので、読経の声が若々しく張りがあるのが、とても真面目に宗教を感じさせるお寺でした。
一に掃除、二に掃除、を徹底されていることもあり、どこを見てもほこり一つなく磨き上げられたお寺に、見上げるほどの十一面観音像があります。このお寺のご本尊は、何度も火事で焼失しているのですが、地元の人やこのお寺を慕う人たちの寄付であっという間に再建されているそうです。ここまで庶民に慕われるお寺は、あんまりないですねー。だいたい寂れる一方。すてきなお寺なので、是非機会があれば行ってみてください。
長谷寺:http://www.hasedera.or.jp/
そして個人的に大好きなのが、次の白毫寺の手ぬぐいです。
どーん。
どかーん。
ご本尊が閻魔大王像なこともあり、厄除けに大変御利益のありそうな手ぬぐいです。もうこれは見つけた瞬間「買うしかないな!ww」と笑いながら買ったものでした。染め分けが割と大変な部類なのでお値段はたしか1000円だったと思います。でもこの大胆な構図がすてき。
額に入れて飾っても良いくらいだけど、ちょっと迫力ありすぎるかもねー…。
白毫寺は奈良市内を一望できるお寺で、5色の花がさく椿の大木があります。少し階段を上りますが、新緑の時期から秋までさまざまな木々の綺麗さが楽しめるお寺です。ご本尊はえんま王。地獄か天国かを判断する、有名な大王ですねー。他にもさまざまな十王像が並びますが、いわゆる釈迦観音像とか弥勒菩薩とかのよく見かける仏像がないところが、ユニークで良いと思います。
気持ちがよいお寺なので、ちょっと足を伸ばしてみるといいかもしれません。ちなみに、そこそこ近くにある新薬師寺は、十二神将がかっこいいのでオススメです。
…手ぬぐいの解説なのか寺の解説なのか良く分かんなくなってきた。
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