というわけで、本日国家試験でした。また朝っぱらからマリーナに送ってもらいました(駐車場が会員以外使えないので)。終了時刻は「終わり次第」なんだけど、前回の実技講習が夕方までかかったので、今回もそのくらいかかるのかなあと思って念のためマリーナのレストランも予約。
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受験前にやったこと
私はWebサイトで学科講習を学習し、実技講習の1日だけマリーナに行くタイプの受講スタイルだったのですが、ヤマハのスマ免のサイトで、まず講習のコンテンツを読む→練習問題→暗記ポイントをチェック→模試→模試で間違えたところを復習、みたいな感じで学習を進めました。まあ受験勉強とほぼ同じですね……。試験前の一週間は模試を中心に練習問題を繰り返し解く感じでした。
実技試験は1日だけなので、その後は教習の本を読み返しながらイメトレを重ねた感じです。1回だけ、1日だけの実技講習、イメトレしながら何度も復習しておかないと、まあまずほぼ忘れます。私はだいたい毎晩、自分でメモを書き込んだ教本を見ながら「安全ヨシ」「船尾ヨシ」「中立ヨシ」「終了しました」ってブツブツやってました。あとロープワークの復習も。これやってない人はたぶん本番で結構抜けてしまい、点を落としてしまいます。逆にそれさえやっていればそんなに難しくはない試験です。
身体検査
会場についてすぐは身体検査です。視力検査と色覚検査。これはまあ「遠くの目標物が見えないと困る」「船灯や浮標の明かりの色が赤と緑と白なので、その見分けがつかないと困る」という理由で行われます。聴力も身体検査の項目みたいなんだけど、普通に会話の受け答えが出来れば大丈夫だったようで、特別な検査はありませんでした。視力はいいのと色覚については特に特性がないので「はい大丈夫ですー」で受験票にハンコおされてクリア。
ちなみに、赤と緑の見分けがつかない人であっても「夜間の操縦制限」とかはつくけど免許取得は可能みたいです。夜間は明かりと、その明かりの色だけが頼りなので(見える船灯の色でどちらが避航船になるかが決まる)、色の判別がつかないと運航できないみたい。赤緑の区別がつかないタイプの人は割といらっしゃるようなんですけど、たぶんそれが認知される前の国際ルールだったんでしょうね。世界中がこのルールだからきっと今更ユニバーサルな信号に変えるの難しいんだろうなーと思いました。
学科試験
学科試験は50問中33問正解であれば合格です。特に前半は常識的な問題もあるのでうろ覚えでも「これはないやろ」ってのがあって解けたりしますが、私は浮標とか海図を憶えるのが苦手で点を落としがちだったのでそこを重点的に復習してました。
2級の試験は70分ですが、15分経つと退出しても良くなります。模試は20分くらいで解けていましたが、一応念のため本試験は2回ほど見直しし、40分くらいで退出しました。私は一番前の席だったので誰が出たのか分からなかったんですけど、出てみたら一番乗りだったみたいです。けど、私のあとにぞろぞろ出てきたのでみんな誰かが出るの待ってただけだと思う……。
ちなみに、全員が終わったら学科試験の解答がその場で掲示されます。問題用紙ももらえるので、自分の答えを問題用紙にも記入しておいて、解答を撮影しておくと、帰ってから自己採点が可能です。
引っかけ問題や「適切なものを選べ」と「誤っているものを選べ」が入り乱れていたり「こんなん教本に載ってねえ」みたいな問題が出たりするので満点は難しいと思いますが、真面目に勉強すればそんなに難しくない問題だと思いました。ちなみに私は自己採点で41点だったので、学科は合格です。あんなに見直していたのに海図のマークの解答間違ってて凹みましたが(暗岩と洗岩を間違えた……(´ω`))、まあ合格っぽいからいっか。
実技試験
学科試験が終わったら実技試験です。今日も午後から風が強くなる予報だったため「風が強くなる前に出ますんで、試験番号○番と○番と○番の人はライフジャケット着たらこっちにー」って連れて行かれる。デジャヴ。まあ、風が出る前にとっとと終わらせてあげようって気持ちは嬉しいところです。
で、前回は運航のうの字も知らない状態だったんで行きと帰りは講師の先生が運航してくださってたんですけど、今回は生徒が交代で船を運航して試験の場所まで行きました。しかし、これが自動車の高速教習並に怖い。特におっかなびっくりタイプの人の運航してる船、船首がぐりぐり振れるしまっすぐ進まないで波や風に押されて岸壁に進んでいくしでかなり怖い。船って「舵をまっすぐしていればまっすぐ進む」わけでなく、風や波に逆らうように当て舵しながら運航しないとマジで流されていくんですが、長く車の運転している人は特に舵を戻したくなっちゃうのか、どんどん岸壁によって行くので、本当に危険なら試験管が何とかするだろうとは思いつつも、そっと座席横のハンドルを掴んでました。
学科の項目は決まっているので、実技講習を何度もイメトレしていればそれほど難しくはありません。ただ、いくつか実技講習と違うことがありました。例えば解らんや係留では、講習時は完全に予備ロープで固定されてる船の係留ロープを付けたり外したりしてましたが、試験では係留ロープを外した途端に岸から離れていこうとする船をロープで引き寄せながら船に乗らないといけなかったり、ロープをもたもたしまっていると船が流され始めたり、着岸の時にも係留ロープを持ってる間に船が岸から離れ始めたりする中で岸に飛び移らないといけなかったりで、若干慌てました。あとは、着岸離岸については練習したときと流れや風の状況が異なるので、それも大変だったかなあ。
これから受ける人は「ロープワーク」と「安全確認」はしっかりどうぞ。って感じです。安全確認は特にとても点が引かれるらしいので「それいらんよ」ってツッコミを受けたとしても、多くやった分は減点されないんで、「あれやるんだっけやらなくていいんだったっけ」って悩んだらやっときましょう。
個人の振り返りとしては「バッテリーの状況を確認してください」のときに「問題ありません、終了しました」って言い損ねたのと、着岸の時にフェンダー出し忘れたくらいで、あとはほぼ出来たと思うので(着岸もマジでぴったり目的の場所に着岸できたんです(嬉))、まあ合格するんじゃないかなと思います。これで落ちてたら凹む。再試験受けられるけど……。
解散後、ごはん
結局早め早めに終わったんですが、せっかく予約していたのでマリーナのレストランでごはんを食べながら家族のお迎えを待つことにしました。
今日はパスタにしたんですけど、見落としてたのかパスタに何故かパン食べ放題がついてくる。そしてパスタよりパンの方が美味しく、完食してしまいおなかがはち切れそうでした。おなかいっぱいになったのと、試験で疲れたので帰ってから昼寝しました。
振り返って
船舶免許2級の試験、全体の振り返りとしては
- 学科試験の勉強は真面目にやる、練習問題や模試がある場合はそれも解いておく
- 学科試験では「問題文をよく読む」
- 実技試験では点が取れる点検項目などを落とさないようにする
- 実技試験では「安全確認」をしつこく入れるようにする
って感じですかね。あとは男性も女性も、陽射しの強い季節は日焼け止めを忘れずに。海からの照り返しで結構焼けます。帽子や偏光サングラスなどもあった方が良いと思います。
24日が試験の合格発表です。合格したと思うんだけどやっぱ発表日まではドキドキしますね。ま、もう勉強しなくて良いのは気が楽ですけど! ちなみに「受けたよ〜」って言ったら同じく釣りをやる上の弟がめっちゃ盛り上がって「俺も取る!」って言ってました。頑張ってw 女性も結構受けてる人いたんで、興味あったら男性も女性も取ってみてください〜。あ、でも、船酔いとか乗り物酔いめちゃくちゃするタイプの人は、ちょっと講習がキツイかもですが……。(´ω`)
船、ただ乗るだけでも結構楽しいです。私も自分で操船する日が楽しみです。ではまた。
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