という話題が会社で大いに盛り上がりました。私の隣に座っているおねーさんは「なにいってんのー!あんぱんには絶対牛乳だよ!ほら、刑事ドラマでもあんパンもって牛乳もって張り込みやってんじゃん!」と力説。その近くを通りがかったお姉さんも「あんパンには牛乳」。そこから、あんパンにはコーヒーだ、いやコーラだ(本当にいた)、オレンジジュースだ、やっぱり牛乳が一番、など、意見が飛び交いました。ちなみに私は、甘いのであんパン自体をそれほど食べず…。確かにあんパンに牛乳はまったりとして美味しい気もするんだけど、選ばないなぁ。たぶん。
えっと、何故そんな話題になったかというと、隣のおねーさんにおやつにあんパンをお裾分けされたんです。んで、私が先号のPRESIDENTにファーストリテイリング(ユニクロの会社)の当時の社長(柳井さん)が、バーゲンの早朝、店の前に並ぶお客様に牛乳とあんパンを差し入れし、何度かやった後に従業員が飲み物をジュースに変えようとしたら「あんパンには牛乳だ!」って怒った記事を読んで笑った(こだわりがあるんだー!って新鮮で)って話を思いだして話したら、そんな大論争に発展しちゃった(笑。
柳井さんは、自分の「いい!」と思うものを、利益にならないものでも顧客に提供したかったんだなーと。もしかしたら牛乳よりジュースの方がやすいかもしんないじゃん。今のユニクロでもやってるかどうか知らないけど、たぶん柳井さんはものを売る、ってことに愛情があったんだろうなーと思います。バーゲンだから安いから混むからサービスは適当でいいや、じゃなくて、バーゲンに足を運んでくれるお客様を大事にする、安い買い物でもリピーターになれば普段もきてくれる、って思うから、並んでまで来る人に自分がベストの組み合わせだと思ってるあんパンと牛乳を差し入れしたんだなと。
最近のユニクロは決して安くはなくて、デザインも相変わらずベーシックなものを売っているけれど(いろんなイメージ戦略をがんばってやってもやっぱりカジュアル系からなかなか脱却できないけど)、私はユニクロの綿が結構好きです。Tシャツのね、質がいいんです。何回洗濯してもよれないし、生地がしっかりしてるから染み抜きしたって大丈夫。漂白剤にも強いし、洗い込んだときにも風合いがなかなか衰えません。確かに安いし、いいデザインのものを探すのは至難の業だけど(笑)、私は気に入ってます。
世の中にはゴマンという新しいブランドが次々とできてはなくなっていきます。一世を風靡した「NATURAL BEAUTY BASIC」。出た頃には「いい品質のベーシックなものを安く」で、本当に着やすく質もいいものが多かったのに、最近は質ががた落ちしてるの、気づいてました?3800円とか4800円とかするキャミソール、ぺらっぺらで一回洗濯したらもうよれよれ。アイロンかけても全然駄目です。スーツなんて手触りからして「どんな激安生地でつくってんだよ…」って感じです。でも、それがブランド戦略なんですねー。最初は採算がぎりぎり合うか合わないかくらいのそれなりのものを出していく。うまく流行に乗って認知度が上がれば、どんどん品質を下げていく。でも、ブランド力で売れる。ちまたのおねーちゃん達に大人気のルイ・ヴィトンもグッチも、本当に質がよいものはごくわずかです。一般に流通する程度の値段のものは、原価聞いたらふっとびます(笑。でも、持つことがステータスになるから、それでいいんですね、買う側も。
ビジネスとしてはどっちもありだなと、私は思います。どっちも違う層の顧客がつくわけだから、別に誰も困らないし。でも、売る側の気持ちよさってどっちの方がいいんだろう? 本当はやっすいものを高い値段で売りに売ってお金がいっぱい入ってくる方が気持ちいい? それとも、いい品質のものを、これは質がいいんです、ってそれなりの値段で売っていく方が気持ちいい? そう考えたら、私はたぶんユニクロで働く方を選ぶんじゃないかなーと思います。
なんつうか、仕事するときにも気持ちよさって大事だと思うのですよ。私、ほぼ日刊イトイ新聞、大好きなんですけど(笑、読んでて気持ちいいんです。糸井さんは、今の仕事やるまでにすごくいろんな軋轢を乗り越えてきたんだと思うけど、好きなことを好きなようにやりたいんだ! だって気持ちいいじゃん! って、サイト全体で言ってるように思います。その心意気が好き。おもしろくて毎日楽しくて、そういうことやる時って、徹夜が続こうが、しんどい時期が続こうが、頑張れちゃったりして。ほら、高校の文化祭でノリに乗って作ってるときみたいな。
私も、「あんパンには絶対牛乳なんだよ!」って思うようなこだわりのものを、一所懸命人に伝えられるような仕事をしたいなー。
「アンパンには牛乳」に一票!
ついでにカステラにも牛乳です!
ちなみに洋服系ブランドにまったく興味がない私目は安かろう悪かろう大歓迎(笑)
でも機械系は悪かったらだめなのでそこそこ意識するかなー。
ま、ポイントは機能重視。
結構お得な生き方だと思ってるんだけどねぇw
だからセンスねぇって言われるんですけど・・orz
私も「アンパンに牛乳」に1票かな。
牛乳がだめな人には申し訳ないけど、お茶じゃなんだか足らないんです。あのまったり感がいいかな〜。
確かにブランドって、一度「高いけどよいもの」ってブランドイメージを固定すると、後は内容を変えても客離れは少ないかもしれない。百貨店なんかに入ってしまうと、そりゃもう皆無条件でブランドをあがめますよね(笑)
でも今の最近の日本の消費って、二極化してますよね。いわゆる安いものは機能を満たしていればそれでOK、いいものは質がともなっていれば高価格でもOK、てな時代だし、そこを追求するとナチュビは今の時代を逆行してると思う。多分顧客離れがおきると思うな〜。
ちなみに私もユニクロ好き。最近はブーツやスカート用のデザインタイツが低価格で可愛いものがあり、お世話になりました。
うちの元大ボスもゴルフウェアはユニクロ製だそうです(笑)
お邪魔します。
私もアンパンには牛乳かな・・・。
でも最近は、アンパン「だけ」食べることもあまり無いので、実際のお供はブラックコーヒーだったりしますが。^^;
我が家もユニクロ、御用達です。
ちょっと前に、少しだけ価格帯が上がったでしょ?変に価格頑張って、品質が急降下するよりは、正直でまっとうな商いに思えて好感が持てます。
っていっても、衣料全般で見渡すと格安の部類だけど。(笑)
衣料といえば、最近オシャレだかオシャレじゃないか分からないようなCMを見かけた。デートに来た女の子の服装に、画面上で値段が出る。「安いでしょ」みたいな感じなんですな。何のCMかと思いきや、かの「ファッションセンターしまむら」でした。(笑)
すまねえ・・・アンパンには緑茶かコーヒーだ・・・。
牛乳はサンドイッチの時かなぁ。
>Mickyさま
カステラに牛乳! いやー、甘くまったりとした感覚をたっぷりと味わえそうですな。
私は、安かろう悪かろうは避けますね。ちなみに、ナチュラル…は全然やすくないっすよ。
なのであの質は許せないのです。
あと、捨て基準が厳しくなった我が家ではてろんてろんの服が速攻捨てられる(笑。
やすいベーシックな服でも、機能重視で選んでも、センスは組み合わせで発揮ですよ〜(笑。
>鈴鈴さま
あんパンに牛乳、人気ですねぇ。お茶は確かに違う気が。コーヒーはありだけど。
ブランド戦略って、ほんと会社によって違いますよねー。
ユニクロもユニクロに見えない着こなしってあるし、ブランドものでも超チープに見えちゃう
時がありますし。選び方一つだなーと思ったり。
ユニクロで良いのはやっぱり丈夫なことかなーと。キャミがよれないのがすてき。
>RYON2さま
あんパンだけ、って、おやつですよねー。ふつうはほかのものと一緒に食べますな。
ユニクロのよいところは、ちゃんとした(?)カシミアとか、ちゃんとした綿とかを使用して、
広告費まで含めたまっとうな値段なんだろうな、と顧客に想像させるところですね。
これでなんでこの値段なんだよ!って疑いを持つ余地がないというか。
でも、CMに値札をつけるのはいかがかと(笑。
>tonoさま
あ、でも、サンドイッチには牛乳なんですね。あんパンは何でだめなのかしら。
私は牛乳大好きなので、どれに牛乳がきても比較的許容しちゃいますが…。