何となくな日々。

 先週末は出張いったりー。とかで何となく日記が間遠になってました。

 先週の出張は奈良だったんですが、「寺のロケハン」とだけ聞いていて、実際行ってみたら残暑厳しい奈良の山道(しかも大半が炎天下)を延々歩くというロケハンでした。あとは山寺の階段を延々と上るとか。いや、あらかじめ聞いてたら帽子とか服とか手ぬぐいとか、もうちょっと快適に歩ける山歩き系のグッズを持っていったのに、聞いてないよ〜な状態。ジーンズは張りつくし、Tシャツは速乾系じゃないから濡れて乾かないし、手ぬぐいないから途中で土産物買ったし、暑いし帽子ないし日焼け止めもないしで、なんだかすっかりくたびれちゃって、週末は燃え尽きてました。台風ができてきて軽い頭痛が抜けない状態になっていたのもありますが。

 あ、でも、今回の出張で見て良かったな仏像があったです。私はこの仕事するまでまるっきり仏像興味なくて、正直最初の頃は見てもどれも同じにしか見えなかったんですが、ようやく見分けがつくようになってまいりまして。中でもお気に入りとかちょこちょこ出始めるわけですが、どうも慶派(運慶・快慶が有名ですな)の四天王など、ゴリマッチョ系が好み。昨今大フィーバーの興福寺の阿修羅像とかは、かわいいけどあんまり好みじゃないんです。(とかいったら叱られそうですけどね…)

 んで、今回見た當麻寺(たいまでら)ってとこの金堂に納められてる四天王。個人的に超イケメンで超好み。阿修羅みたいな美男子系じゃなくて、やっぱりゴリマッチョ系ですが、さらにひげ生えててちょっとむさ苦しいですが、良い。仏像に多い、半インドみたいな顔立ちのイケメンじゃなくて、モンゴリアンなイケメンで、系統としてはかなり珍しいです。あとは、乾漆像なのに保存状態がとても良いってところもポイント高かったです。塗料がはがれかけているとはいえ、まだ残ってるし色も分かる状態なんですよねー。白鳳時代のものらしいのですが、とても1000年以上前のものとは思えない…。もし仏像好きなひとがいらっしゃいましたら(お友達にはちょっと思い当たらないんですけどw)、是非一度ご覧になってください。

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