いやあ、なんていうのかもう。こないだ「これ真面目に出す数字じゃないよねー?」なんておもしろがって取り上げた、「結婚・出産の希望かなえば」って奴、本当に発表しやがりましたよ厚労省。しかも、理由が「目標値ではなく、少子化は克服できると国民に希望を持ってもらいたかった」ですって。いやいや、希望持ちたいのは厚労省だけだろ…。子供いる人も別に「少子化を克服しなければ」と思って作った訳じゃないと思いますが。
<将来人口予測>出生率、最大で1.76 厚労省が試算
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070126-00000098-mai-pol
仮定人口 2055年も1億人維持 少子化対策整えば
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070127-00000001-san-soci
だいたい、この数値の根拠がお粗末すぎるし、これが希望値ならそれで年金の試算をするだなんてばかばかしいにもほどがあると思います。一番最低のラインでもやっていけるくらいのリスク管理意識がなければ、企業なら確実に企業再生法のお世話になると思うんですが。ていうか、毎月毎月アホみたいな金額取られている身としては、はらわたが煮えくり返る思いです。こうしてる間にも、厚生年金が無駄遣いされてんだよ! くだらないところをカットして、支出を見直すのが家計の基本だろ〜〜!? ホントに、真面目に考える気あるんですかねぇ。
例えばこれがお気楽旦那で、毎月毎月家計が火の車、微量ずつも借金が毎月増えていて、給与アップは当分見込めそうにない。でも「俺の年齢の平均年収は500万だから、最高500万だったとして〜、車買っても大丈夫だよねー」なんて言おうもんなら、奥さんにはり倒されたあげくに罵倒されても文句は言えません。現実を見ろ! と怒鳴られて終わりだと思います。そりゃ希望を述べるのはイイヨ。夢だから。でも、夢は叶うように努力しなかったら、叶わないんですよ。500万になったらイイナとか言ってたって転がっちゃこないんですよ。なんでそういう当たり前のことができないかなあ。政治家のくせに。
時期を同じくして、柳沢厚労省が「女性を機械に例えるなら」とかいう発言をしてえらいバッシングを受けてますが、あの人の叩くべきところは「機械に例えた」ところじゃなくて、少子化の根本的な要因を分かってないところなんじゃないですかねぇ…。
柳沢厚労相「機械」発言、野党が一斉批判…辞任要求も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070128-00000112-yom-pol
まあ、自分が産む役目の人だとも思っていない私にいわれたかないでしょうけど。自分が産みたきゃ産みますが、産みたくなかったら国のために産もうなんてぜーったい思わないもん(笑。産む役目の人ってなんだよなあ。人類死に絶えますって言われたって、自分が欲しいとか旦那が欲しいと言っているとかじゃなきゃ産めないよ普通は。自分の親に孫が欲しいって言われたって、育てるのは自分らなんだから、親がそう言ったから〜なんて無責任にほいほい産めません。それと同じで、国のためとか言われたってそんなの知るかって感じ。
そういう根本的なところから少子化問題のとらえ方を間違ってるんだと思うんですが。
ていうか野党ももうちょっとマシな反応はできないんですかね。バカのひとつ覚えみたいに辞任辞任って、自分らが与党になったならば、こんなまともな少子化対策ができるよってな案のヒトツでも出して、国民に支持されてみやがれ。現職に国民がうんざりしてる今こそチャンスでしょうが。足の引っ張り合いじゃ与党にはなれないと思うんですけどね。
ちなみに、私は産まない派ではありませんが、自然妊娠しなかったら不妊治療はしない派です。子供は好きだけど、授からなかったらそれはそのとき。旦那と二人で楽しく余生を過ごすぞ計画を敢行するだけです。子供ができたらそれが遠回りになるだけ。自分の老後は子供に任せるんじゃなくて、自分で面倒見る計画じゃないと、今後の人生設計なんて国任せじゃ怖くて生きていけませんよ〜。他人の老後の年金を捻出するために子供を作らなきゃ、とも思わないしね。
Blog Ranking参加中。なんでそういうことが理解できないのかねぇ。
← もう少し頭のいい政治家が現れてくれるといいんですが。
ごもっともー。
いい加減頭使ってほしいよね、政治家くんども。
国のために子供産みましたって人がいたら
見てみたい・・・。
>りんまま
私の友達(ママ業)の人に聞いたって、そんな人誰もいないよ(笑。
子供いて良かった、って思う人も、別に将来年金払ってくれるから!なんて思わないしねぇ。
根本的に間違ってるよね。その辺の意識が。