というわけで、昨日の続き。あのあと21時頃まで会社におりました…。

　結局、現在とても仕事が詰まっている「あとから声をかけた会社」は、マンパワーは信じられるんだけれども取りに来る気が希薄だったってことで、意欲で前の会社に頼むことになりました。が。私が一番ネックだった「デザイナーさんが今後きちんとこちらから出した情報を取引先の意向として受け止めてくれることが絶対条件です」という至極当たり前のことを課長にもプランナーさんにも主張した結果、プランナーさんとデザイナーさんの間でバトルがあり（笑、結果、プライドは傷つきながらもデザイナーさんが折れて謝りに来ました。緊張感の高まる会議室。一見和やかな笑顔で和解する雰囲気の水面下で、どろどろと抑えた感情が渦巻きます。ひえー。

　じゃあとりあえずお願いするという方向で、戻しを…と課長に言われましたのでー。私がそれまでにご用意した赤字入りのデザイン戻しを説明とともに差し上げてみました。赤字に対してああだこうだと反抗するデザイナー。それに対して理詰めで反論する私。それから2時間、にこやかな笑顔での静かな戦いを繰り広げる二人。技術系の話をちらりちらりと出して顔だけは笑顔で「どうせ分かんないだろ？小生意気に指定してきやがってコムスメが」みたいな雰囲気が漂う相手に、同じように笑顔で「中途半端に引き合いに出して言い訳するなんて見苦しいわよ。煙に巻こうったってそうはいかないわ」と反撃するワタクシ。技術系の話には疎い課長もプランナーさんも黙って見守る展開となりました。結果、私が制圧。(*´д｀*)　ガツガツとスタイルシートやらHTMLやらの細かい話まで突っ込みを入れていく私に、相手が考え方を改めたようでした。おほほ。技術話なら負けないー。

　というわけで、要するに私が気に入らなかったので反抗していたらしいデザイナーさんは、すっかり大人しくなりもした。先日怒りのあまり口がきけなかった私を、彼はお飾りで立ってるディレクターのくせに言いたいことだけ言うわがままなコムスメと判断したっぽいです。いやいやいや、言いたいことも反撃したいことも山ほどあったさ！　でも課長が大人の対応してるのを台無しにするわけにいかないじゃん！！　ちなみに、一昨日課長に「あのとき、よく我慢しましたねぇ」って話をしたら「いやー、俺もねー。立場からしたら「お引き取りください」って言えたんだけどさー。もう年だよね、怒りが沸点まで行かないんだよなあ。途中まで進めてたのに突然コンペっていうイレギュラーなことをした負い目もあったしさー」ってしみじみしてました。昔は売り言葉に買い言葉で商談が物別れにもなったそうなのですが（笑。私はデザイナーさんの隣で涙目に真っ青な顔で気を失いそうになってるプランナーさんがいなければ、爆発してたかもしんない…。総毛立つほどの怒りって久しぶりだったし。

　まあ、とりあえず。実力を認めてもらえたようで嬉しいです（皮肉。だから見た目で判断するとダメなんですね。普段はあんまり見た目でバカだと思われることは少ないんですけどねぇ…。あ、でも怖くはないと侮られることは結構ある気がします。結構怒るし、怒ると怖いらしいので、なんで最初そう思われるのかはよく分からないんですけど。話し方がふにゃふにゃしてるわけでもないしなあ。しかし顔が変わらないので怒ってないって思われることは多い気がします。

　あと、緑のツメにチョウチョのシールはやめようと何となく思いました。別にそれでコムスメだと思われたわけではないとしても、コムスメがと思われるような要素を減らして…とか思ったけど、年が若いってだけで能力を決めつけるオッサンは世の中に掃いて捨てるほどいるので、無駄なのかもしんない（笑。そのたびに突破していくのは気が重いような気もするけど、年が若いって言うのはどうしようもないしなあ。どうせ年は取るし。でも早く30になりたいなーってこういうときに思います。20代を過ぎると、初対面でのコムスメ扱いがもっと減るような気がするの。…って幻想？（笑

　お仕事は楽しく！　つうわけで、一件落着でした。今後の進行がどうなることやら…とは思いますが（笑。